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ウィザード島のトレイル [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

絵葉書やガイドブックの写真でクレーターレイクの美しさは広く紹介されている.そのほとんどは湖を外側から見たものだ.しかしクレーターレイクの姿はそれだけではない.湖の中央にぽっかりと浮かぶウィザードアイランド.この島から周囲を眺めてみよう.そこにはいったいどんな景色が広がっているのだろうか?

ウィザード島上陸
当初は島に上陸するつもりでは無かったのだが,ボートが島に近づくにつれ,島にそびえるあの山に登り景色を見たいという気持ちが強くなってきた.幸い時間にはまだ余裕があるし天候も安定しているようだ.(悪天候時には上陸および登山は禁止される)

登りは少々きついぞ
ボートがウィザード島の小さなドックに着いたのは14:15頃.ツアーが出発してから45分後のことだ.島はすり鉢を逆さに伏せたような形をしている.斜面はかなり急だ.トレイルコースは桟橋の近くから始まり,頂上までうねうねと蛇行しながら続いている.片道0.9マイル.道はかなり狭く,もちろん柵などない.足元には十分注意が必要だ.このトレイルの高低差は764feet(233m).途中から日差しを遮る立ち木なども無くなる.暑さと戦いながら急な斜面を登ることになるのだ.飲み水は十分に用意しておこう.ツアーの発着場で売っているCraterlakeブランドの水を買っていくのも一興.

トレイルの様子
斜面に逞しく生える木々

桟橋に降りた乗客はボートツアー参加者の少人数だった。後の人はボートにそのまま乗船しまたここで島から戻ってきた人達を乗せてボートは足早に去っていった。桟橋の辺りは木が生い茂っている。足元は火山岩がゴロゴロ転がっていてウィーザード島の頂上に上っていくにつれ火山岩の色が黒色地帯だったり赤茶地帯だったりと変わっていく様子も興味深かった。
クレーターレイクのRIM DRIVEから見るウィザード島は小さく見えるが登りだすと以外に疲れて長く高低さもあるように感じる。下山してくる人たちもほとんどなくまた一緒に下船した人たちも何故か山頂へ続く道には居なかった。丁度島を登り始めて半分くらい来た所だろうか,上から幼稚園高学年くらいの男の子を連れた家族が下山してきた。男の子は「もう頂上だよ!」と声をかけて来た。両親は「もう少しでしょう」と訂正していたがそう言われると「ヨシ!もう一息」とがんばってしまうもので男の子と両親にお礼を言い”もうすぐの頂上”を目指し再び歩き始めた。しかし頂上はまだまだ先で私たちがへばってるのを見て子供ながら元気付けてくれたのだろうか?
トレイルの左手にクレーターレイクが再び見えてくると(トレイルしだすと湖は木々で見えなくなる)山頂はすぐそこである。

山頂へ到着
14:50頃山頂へ到着.少し急ぎ過ぎてしまった.すり鉢を伏せたような形をしたこの島だが,頂上に着くとまたそこにすり鉢が!実は山頂はこのミニすり鉢の外周の細い輪のようになっていたのだ.周囲を見渡すとまず,青い湖面と白い木々のコントラストの美しさに驚嘆させられる.白くブリーチされたようなこの木々はWhitebark Pineという松の一種が枯死したものだ.何となく北海道の野付半島のトドワラを思い出させる.

Whitebark Pine(松の一種) (写真 上)

クレーターを山頂から見下ろす(写真 下)

ウィザード島の山頂から湖面を望む(写真 下)

山頂から望むクレーターレイクもやはり青く美しかった。クレーターには下りるトレイルがある。
クレーターの周りを1周し再びくだりノトレイルについた。


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