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Craterlake National Park (クレーターレイク国立公園) [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

良く晴れた夏の日に初めて見たクレーターレイクの姿は,記憶に深く刻み込まれるだろう.染料のように深い青色の水を湛えた21平方マイルに及ぶ湖は,2,000フィートの高さを持つ断崖で周囲を囲まれている.

かつては灰色だったマウンテンブルーバードは,クレーターレイクに浸かって青くなったのだ.先住民の伝説にそのようなエピソードがある.(National Parks of the United States, National Geographic, Crater Lakeの項から引用抄訳)

「クレーターレイク国立公園」旅行記 (by もん吉とゆき造)

B13 地球の歩き方 アメリカの国立公園 2007~2008 (地球の歩き方)

B13 地球の歩き方 アメリカの国立公園 2007~2008 (地球の歩き方)

  • 作者: 地球の歩き方編集室
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/03/03
  • メディア: 単行本


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ボートツアーに急げ! [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

夏のクレーターレイク観光のハイライトは何と言ってもボートツアーだ.Klamath Falls側の公園ゲートから4mile程入った所にVisitor Centerがある。ここで忘れずに情報入手しよう.レンジャーのおじさんにボートツアーのことを聞くと,チケットがすぐに売り切れになるので急げ!とせかされる。チケット売り場は湖のちょうど反対側,ツアーの出発するCleetwood Trailの駐車場のボックスだ.写真を撮りながらそこへ行きたいが,どっちの向きがいいか?と聞くと,午前中なら時計周りがいいだろうとのこと.

少し急な曲がりくねった道を登り,湖をぐるりと一周するRim Driveに入る.レンジャーに言われた通り,時計回りに車を進めると右側に青い湖が見えてくる.感動的な瞬間だ.なんという青さなのだろう.とにかく急げと言われていたので,ボートツアーの券売所までは寄り道せずに行こうと思っていた.しかしあまりの美しさに我慢ができず,ついに車を停めて感動的な眺めをしばし楽しむことに.

Rim VillageからThe Watchmanの辺りまで,道路から見える湖面の青さとリフレクションは見事なものだ.雲が湖面に映る様子はまるで空と見まちがえるほど.しかし湖の青さの方が断然、空の青さに勝っていたと思う.特に各展望台の真下に見えたのは格別な深さを持った青だった.今までこれほど印象深い青を見たことは無い.

The Watchimanの展望台を過ぎ,North JCTを越えてボートツアー発券場に向かって更に車を進める.車の進行方向の右手には常に青い湖面が見えている.しかし車の窓から眺めるだけでは物足りない.車から降りてじっとこの深い青色を見つめていたい,そう思ってしまう程魅力的な湖なのだ.

ボートツアーの券売所はCleetwood Coveトレイルの駐車場の中にある.券売所に到着したAM11:30には,券売所の前に既に十数人の列が出来ていた.あわてて車を飛び降りて列に並び.なんとか13:30発のボートツアーに申し込むことが出来た.ボートは1回に50人が定員で,あと数人で次ぎの便にまわされるところだった.

ツアーの出発時刻までまだ間があったため,ふたたび車を出して近くの展望台まで湖を眺めにいった.しかし戻って来ると既に駐車場は満車になっていた.仕方なしに路駐するはめに.ボートの定員に対して駐車場のスペースはかなり少ない.早めに駐車場を確保することをお薦めする.

モンジロウのひとことメモ

クレーターレイクの色はなぜこんなに青い?
そもそも湖面が青く見えるのは空の青さを反射しているから.これは他の湖や海でも同じだ。クレータ-レイクの青さが特別なのは,水の透明度が高く水深が深いので,青以外の波長の光のほとんどが水に吸収されてしまうからなのだ.

ボートツアーに参加するには?
チケットはCleetwood Cove Trailの駐車場のボックスでしか買えない(予約不可)。非常に人気の高いツアーなので早めにチケットを確保しよう.駐車場のスペースも少ないので注意が必要.


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ボートツアーに参加するには? [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

ボートツアーのチケットを買う
ボートツアーの券はCleetwood Coveトレイルの出発口パーキング内においてのみで販売,人気が高いため特に夏場は早くにチケットを買わないと売切れてしまうことがある。

ボートツアー出発時間
・6月下旬~9月中旬まで運行(変更がある場合もあるので事前に公園に要確認)
・10:00から45分から1時間間隔で出発(但し頻繁期と?期でツアー間隔と数が異なる)
・16:30が最終ツアー
・Wizard Islandに上陸できるのは14:30出発のボートまで

ボートツアーは予約できるの?
できない,なのでできるだけ早くチケット売り場に行こう

ボートツアーはどこから出てるの?
Cleetwood Coveトレイルを歩き湖の麓に着いた所がボート乗り場,小さな小屋と仮設トイレがある。チケット売り場ではボートの出発の45分前にトレイルヘッドを出発するようにと注意を促される。実際トレイルを下る往路は45分も掛からないがすばらしい景色を見ながらの下りのトレイルも急ぎ足で降りてしまうには惜しいのでゆとりを持って出るに越したことは無い。小屋にはレンジャーが何人か待機していてボートツアーに参加したりチケットのチェックをしている。またCrater Lakeのミネラルウォーターが冷やして販売してるのがありがたい。

Cleetwood Coveパーキングに関して
駐車場は十分あるのだが繁忙期にはすぐに満車になってしまう。チケットを購入し安心したもん吉とゆき造はボートの出発まで駐車場から車を出しドライブを楽しんでしまい,いざツアーに参加する為に戻ってきた時には駐車場も路駐スペースもいっぱいだった.ご注意を.


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Cleetwood Cove Trail [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

往復約2.3mileの急勾配のトレイル。ボートの発着場でもあり園内で唯一クレーターレイクの水に直接触れることができる(写真左)場所がこのトレイルを下った所。あの美しい青い湖を近くで見れ触れる場所へは是非行ってみたい。往路に当たる山下りは15分,復路の登りは約30分(多分登るのがわりと早い方)。
トレイルはスイッチバックの森林を歩くことになる。所々ベンチが用意され時間があれば休憩しランチを取るのも気分が良さそう。トレイルで木々の隙間から垣間見れる湖の色が場所によりより青くなったりエメラルド色に見えたりとすばらしかった。

ボートツアーに参加しないでこのトレイルだけを歩く場合も,時間帯は湖がより美しく見える太陽がさんさんと出ている時間帯がお勧め.


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ボートに乗る [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

ボートの発着場はCleetwood Coveトレイルを下った麓にある。夏は日差しも強くここには日影が無い為帽子は必須。水着を用意しボート乗り場近くの岩場で湖へ飛び込んだり泳いだりしてるグループ(写真左上)もいた,とても気持ちが良さそう。次回来る時は水着を持参しようと心に誓う。
ボートは時間どおりに出発し50席あるシートはもちろん満席となる。ボートの船長とレンジャーも乗り込みゆっくりと旋回し湖1周のツアーと出発する。ちなみにボートに屋根はついていない。
*参考までにボートの舵のあるボート先頭を前にして左手に座るとずっと湖側+Wizarld Island側に右手に座ると岸辺や岩場側になる。どっちがいいかは人それぞれだと思う

ボートは湖を半時計回りに走る。徐々にスピード上げ青いの奥へと走り出すと乗客から歓声が沸く,ボートから見る湖はなんだか未知の金属のように滑らかで異様な光沢を放つ「なんだかターミネーター2の変身する人(T-1000)が液体金属になった時のような感じだな」と言うなんとも抽象的ではあるがそんな印象を持つ。

桟橋を出て15分ほどでボートツアーの最初の見所である湖に生える1本の白い木”Old man of the Lake”の周りをゆっくりゆっくり旋回する。湖にの中に茶柱のように白い1本の枯れた木が湖のそこに向け浮かんでいるのだ。白い木の幹が青深い湖底に伸びる様が印象に残る。この”Old Man”には根が残っている為に湖にの中で垂直に立つことができているようだ,確かに湖畔に打ち上げられている流木には根は残っていない。
続いて岩を見る。


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Wizard Islandへ [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

岩を見終わった頃には前方に迫ったWizard Islandが大きくそびえ建つ。ボートに乗り込んでちょうど50分ほどでWizard Islandの桟橋に到着した。乗船者の1/3くらいの人が島へ降りその際レンジャーから番号がつきの紙をもらう。これが帰りの乗船チケット兼乗船順位の優先番号になるのだ。乗船者を降ろし終わるとボートは残りの乗船客と島から乗り込んできた人を乗せ再び青い湖に向かって走っていった。


ウィザード島のトレイル [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

絵葉書やガイドブックの写真でクレーターレイクの美しさは広く紹介されている.そのほとんどは湖を外側から見たものだ.しかしクレーターレイクの姿はそれだけではない.湖の中央にぽっかりと浮かぶウィザードアイランド.この島から周囲を眺めてみよう.そこにはいったいどんな景色が広がっているのだろうか?

ウィザード島上陸
当初は島に上陸するつもりでは無かったのだが,ボートが島に近づくにつれ,島にそびえるあの山に登り景色を見たいという気持ちが強くなってきた.幸い時間にはまだ余裕があるし天候も安定しているようだ.(悪天候時には上陸および登山は禁止される)

登りは少々きついぞ
ボートがウィザード島の小さなドックに着いたのは14:15頃.ツアーが出発してから45分後のことだ.島はすり鉢を逆さに伏せたような形をしている.斜面はかなり急だ.トレイルコースは桟橋の近くから始まり,頂上までうねうねと蛇行しながら続いている.片道0.9マイル.道はかなり狭く,もちろん柵などない.足元には十分注意が必要だ.このトレイルの高低差は764feet(233m).途中から日差しを遮る立ち木なども無くなる.暑さと戦いながら急な斜面を登ることになるのだ.飲み水は十分に用意しておこう.ツアーの発着場で売っているCraterlakeブランドの水を買っていくのも一興.

トレイルの様子
斜面に逞しく生える木々

桟橋に降りた乗客はボートツアー参加者の少人数だった。後の人はボートにそのまま乗船しまたここで島から戻ってきた人達を乗せてボートは足早に去っていった。桟橋の辺りは木が生い茂っている。足元は火山岩がゴロゴロ転がっていてウィーザード島の頂上に上っていくにつれ火山岩の色が黒色地帯だったり赤茶地帯だったりと変わっていく様子も興味深かった。
クレーターレイクのRIM DRIVEから見るウィザード島は小さく見えるが登りだすと以外に疲れて長く高低さもあるように感じる。下山してくる人たちもほとんどなくまた一緒に下船した人たちも何故か山頂へ続く道には居なかった。丁度島を登り始めて半分くらい来た所だろうか,上から幼稚園高学年くらいの男の子を連れた家族が下山してきた。男の子は「もう頂上だよ!」と声をかけて来た。両親は「もう少しでしょう」と訂正していたがそう言われると「ヨシ!もう一息」とがんばってしまうもので男の子と両親にお礼を言い”もうすぐの頂上”を目指し再び歩き始めた。しかし頂上はまだまだ先で私たちがへばってるのを見て子供ながら元気付けてくれたのだろうか?
トレイルの左手にクレーターレイクが再び見えてくると(トレイルしだすと湖は木々で見えなくなる)山頂はすぐそこである。

山頂へ到着
14:50頃山頂へ到着.少し急ぎ過ぎてしまった.すり鉢を伏せたような形をしたこの島だが,頂上に着くとまたそこにすり鉢が!実は山頂はこのミニすり鉢の外周の細い輪のようになっていたのだ.周囲を見渡すとまず,青い湖面と白い木々のコントラストの美しさに驚嘆させられる.白くブリーチされたようなこの木々はWhitebark Pineという松の一種が枯死したものだ.何となく北海道の野付半島のトドワラを思い出させる.

Whitebark Pine(松の一種) (写真 上)

クレーターを山頂から見下ろす(写真 下)

ウィザード島の山頂から湖面を望む(写真 下)

山頂から望むクレーターレイクもやはり青く美しかった。クレーターには下りるトレイルがある。
クレーターの周りを1周し再びくだりノトレイルについた。


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Wizard Islandを出発 ボートツアー後半へ [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

島の桟橋まで戻ってくるとすでに島でのハイクを終え船を待つグループが何組かいた。桟橋の近くには岩場がありそこでザリガニをみつけ皆で楽しんだり子供たちは泳いだりとボートが迎えにくるまで時間つぶしをしていた。しかしボートツアーは通るのだがボートはWizard Islandへ立ち寄らない,何故なら乗船客は14:30以降Wizard Islandへの上陸はできない為ボートが乗船客で満席の為島から人を乗せる為の座席が無い為そのまま通過して行ってしまうのであった。このことを事前に予想していたならもうすこしゆっくりハイクすればよかったと思ったのであった。予定ではさっさと船に乗りRim Driveの続きをこの日に走ろうとしていたが計画が狂い始めた。ボート待ちの待ち時間は結構長かった。
結局ボートは16:00に最終ツアーの1便前のが立ち寄った。しかし桟橋で待っているグルー-プは意外に多く全員乗るのは難しい,するとレンジャーが船を降りるとき手渡したチケットが若い順の並んでくれといい番号が早い人からボートに載る許可を出した。結局ほとんどの人が乗ることができたが番号が遅かった3人は「最終ツアーボートが迎えにくるからもうしばらく島で待ってくれ」といわれ3人を残しボートは後半のツアーに向けて出発した。
間もなく17時になるこの時間帯になると湖の色も大分くすんでくるがスピード上げボートから見る湖面はやはり日中と同じように未知の液体金属のような光を放っていた。Cleetwood Coveの桟橋の反対に位置する辺りだろうか?湖の壁面い2本の滝が涙のように流れ落ちるPointに到着する。1本の滝はV字地形により作られた滝,もう1本はU字地形で作られた滝であった。V字の地形は氷河の後U字の地形は雨水の後でできた地形だとのことだ。このとき流れていた滝は雪解け水だと説明を受けたがボートから滝の上の方が見える範囲で雪が残っているようには見えなかった。


Phantom ShipとPalace Catsle [クレーターレイク国立公園 (アメリカの国立公園)]

滝を通り過ぎるとボートツアー見所の1つPhantom Shipと言うWizard Islandに比べるととても小さな岩の島。ボートはゆっくりとこの小さな島Phantom Shipをレンジャーの説明を聞きながら一周する。Phantom Shipはある時間帯に特定の場所から見るといつもは見えるPhantom Shipの岩島が見えなくなるらしい。まさにPhantom Ship=幽霊船とつけられるだけあるかも。Phantom Shipの辺にちょうど湖の深さが極端に変わる水域があり言われてみればその水域は境界線を引いたように群青色と青色に(夕方なので見る色が暗かったと思われる)に分かれていた,その上をゆっくりボートは通りPhantom Shipを後にスピードを出していった。

つづいてPalace Catsleと呼ばれる岩の城だ,色は白から赤茶にグラデーションされた尖塔岩でブライスキャニオンNPの尖塔岩群の小さなものを少しだけ持ってきて湖の高台斜面い置いてあると表現できる。「あの城に泊まりたいがいくらか?」とジョークを言う人も居たとレンジャーは言う。ここを過ぎるとボートツアーはCleetwood Coveの桟橋へ目指すだけとなる。

最後に
ボートツアーには上記に書いたような見所がありボートに乗らなければ近くで見れなかったりRim Driveをただ車で走るだけでは見ることができないものもありお勧めだ。しかしただボートに乗って1周するだけでは多分たいくつなのではないかと思う。ボートツアーに参加したならば是非クレーターレイクにポッカリ浮かぶトレードマーク的な小島のWizard Islandには上陸し頂上までのトレイルを歩くことをお勧めします!


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